未来を
明るくする挑戦
~次世代エネルギーへの貢献~
電力インフラを中心に培ってきた高い技術力をお客様に評価いただき、今では大規模な最先端プロジェクトにも携わるようになりました。明るい未来を実現にするためにクリハラントが挑む4つのプロジェクトをご紹介します。
エネルギー問題を
解決する糸口
ロケット発射の
重要設備建設
世界最高性能の
放射光
水素燃料を用いた
世界初の実績
エネルギー問題を解決する糸口〈 JT-60SAプロジェクト 〉
新たなエネルギーとして考えられている「核融合発電」の実現に向け、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 那珂研究所で、建設が進められているのが「JT-60SA」です。水素の仲間である「重水素」と「三重水素」、計1グラムを核融合できれば、石油8トン分ものエネルギーが発生。実現すれば、人類のエネルギー問題を解決するともいわれています。日本だけでなく欧州も参加する一大プロジェクトにクリハラントは、「クライオスタット真空排気設備の組立」をはじめとする重要設備の製作・工事を多数担当。現在も工事が進められており、世界最先端の研究に寄与しています。
- エネルギー問題を根本から解決する
「核融合発電」実現に向けた取り組み - 日本と欧州が共同で取り組む
国際プロジェクト - 主要系統の機器製作から
据付工事まで幅広く携わっている
ロケット発射の重要設備建設〈 H3ロケットプロジェクト 〉
人工衛星や探査機を輸送するための日本の新しい基幹ロケットとして開発中のH3ロケット。種子島宇宙センターでの発射にあたり、最終的な組み立ての台座となる「移動発射台」の電気設備工事に当社が関わっています。
この設備はロケットを組み立てるだけでなく、組立棟から打ち上げ射点まで機体を運び、最終的には発射台としての役割も担います。そのため、遠隔での燃料充填や打ち上げ直前の最終点検といった、成功を左右する電気制御が必要な重要設備です。当社は電力プラント事業で培われた知見と実績を活かしこの重要設備の配線工事を担当。日本の宇宙開発プロジェクト推進に寄与しています。
- 日本の基幹ロケット打上事業の
開発プロジェクト - 機体を運搬する「移動発射台」の
電気設備工事に携わる - 電気プラント事業で培った
技術力を活かし、
日本の宇宙開発プロジェクトに貢献
世界最高性能の放射光〈 大型放射光施設「SPring-8」 〉
放射光施設とは、強力な光を用いて元素の種類や原子の配列、構造の変化をナノレベルで捉えることができる「巨大な顕微鏡」のような施設です。材料科学、宇宙・地球科学、医学・生命科学、環境科学などの研究や産業利用に大きな影響を与えるため、高い注目を集めています。その中でも世界最高性能を誇る、兵庫県の「SPring-8」建設に私たちは携わりました。
担当したのは加速器の据付作業です。加速器とは粒子を光の速度まで加速して高エネルギー状態を作り出す装置です。ナノレベルの研究に使われるため、クリーンルームでの作業となり、無菌服の着用や工具類の毎回洗浄は必須。油分、水分(汗・唾液)、ホコリは厳禁など、数多くの制約がある中での作業となりました。わずかな傷も許されない精密機器を取り扱う作業は、当社の実績とノウハウを最大限に活かせた事例です。
- 数々の科学分野に影響を与える
放射光施設の建設プロジェクト - 世界最高性能を誇る施設で
研究に使われる機器の据付作業を担当 - 数多くの制約がある現場だからこそ
クリハラントの実績とノウハウを発揮
水素燃料を用いた世界初の実績〈 水素ガスタービンコージェネレーション実証プラント 〉
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業 水素ガスタービンコージェネレーション実証プラント
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成する、水素ガスタービンコージェネレーション実証プラントの建設に参画。当社はプラントメーカーの基本設計を基に、詳細設計~施工、検査助勢を実施しました。
最新の3D-CADを用いた設計かつ、水素の供給ラインは防爆仕様にしなければならないなど、技術力を求められる案件でしたが、無事に近隣4施設への熱電同時供給を実現。
「市街地における水素燃料100%のガスタービン発電による熱電供給」という世界初の取り組みを達成し、地球環境に大きく貢献できる施設の建設に携わりました。
- 国立研究開発法人であるNEDOが
助成するプロジェクトに参画 - 機械・電気双方の
詳細設計・材料手配・施工を
クリハラントが一貫して担当 - 水素燃料100%の
ガスタービン発電による熱電供給を
市街地において世界で初めて達成